首の障害のおける保存療法

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首の障害のおける保存療法

保存療法とは症状が少し進んだ段階での対処方法です。

 

[安静療法]

 

症状が出たらとにかく横になり安静にします。人の体には本来自己回復力が備わっていますので、これだけでも症状を軽減できることが少なくありません。

 

主婦の方であれば、家の中が気になり家事をしたい気持ちになるかもしれませんが、横になり安静にしていないと意味がありません。人は直立で立っているだけでも首の周囲の筋肉を使い負担をかけるからです。

 

ベッドや布団で寝ている時でもなるべくテレビや本は見ないほうが良いでしょう。寝ながらテレビや本を見ると首が不自然な状態になり首に負担がかかるからです。

 

[温熱療法]

 

患部を温める温熱療法は一般的です。患部を温めることで、周囲の筋肉の血行を改善し溜まっていた老廃物を流して痛みやこりを和らげます。

 

■ ホットパック
 ホットパックを患部に当てることで体の表面から温めることができます。

 

■ 赤外線療法
 赤外線療法は機器を使って体に赤外線を加えて温める療法です。

 

■ 極超短波
 極超短波療法とはマイクロ波を体に当てることにより、患部を温めてゆきます。

 

 

[装具療法]

 

首の痛みが強い時や首を動かすと神経根を刺激する場合にはカラーを装着します。交通事故の際にむち打ちを発症した時に用いるのが代表的なケースです。

 

首を固定することで動きを制限し筋肉を休めることができ、周辺組織の回復と首の安定をはかります。基本的に寝る時以外はカラーを装着した状態で生活します。

 

 

[けん引療法]

 

けん引療法とはあごから後頭部のところにバンドを掛け上に引っ張る方法です。

 

[薬物療法]

 

薬物療法には主に痛みや炎症を緩和するために薬を飲む方法と注射によるものがあります。

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