首の重い障害と症状
私はマッサージを受けているとき、「首がかなりこっていますね」と言われるのですが、まったく自覚症状がありません。
でもそのうち、突然首が痛くて動かなくなったりと症状の重さを自覚します。
何故もっと早く気がつかなかったのだろうと後悔したことが何度もです。
重くなる前に、またはひどくなりかけたときにすぐ対処することが症状を悪化させない大切なポイントです。
どんな症状のときに首の状態はどうなっているのか知っておくことは大切です。
どんな自覚症状がある時、首自体が重い障害になっているのでしょうか?
頭と首は背骨といわれる脊椎の頚椎(けいつい)と筋肉によって支えられています。この頚椎を形づくっている椎骨や椎間板とその周辺の筋肉に異常が起こると、首の神経の圧迫により痛みを感じてくるのです。
症状がひどくなると日常の生活に支障がで、仕事をすることも難しくなる可能性があります。
痛みを感じたら、すでに頚椎に異常が起きていると認識することが必要です。
首の重い障害と症状記事一覧
頚椎症とは
頚椎という言葉はよく聞きますが、頚椎症とはいったいどんな状態のことを言うのでしょうか説明していきます。頚椎症とは頚椎の椎間板、関節などの加齢変化が原因で、骨棘(骨のとげ)の形成、靭帯の肥厚、椎間板に障害が起きていることです。代表的な症状としては、・手足がしびれたり、手指の細かい運動がぎこちなくなり、...
頚椎症板ヘルニアとは
「ヘルニア」という言葉はよく聞きますし、私の周囲にも悩まされている人たちが多いです。一般的には腰が有名ですが、コンピューターなどの普及により「首のヘルニア」の人も増えています。首を構成している脊椎(せきつい)は椎骨(ついこつ)と椎間板が重なって作られています。。椎間板は、ゼリー状の髄核(ずいかく)と...
脊柱靭帯骨化症とは
老化により首に障害がでることもあります。上下の脊椎をぐらぐらしないように安定化させるために、脊椎には、椎間板、椎間関節のほかに、強い線維でできた靱帯という組織があります。これらの靭帯は本来柔らかいはずなのですが、加齢や脊椎変形や他の原因によって、徐々に厚みを増して骨に変わっていきます。その状態のこと...
その他の障害と症状
女性に多く見られる、胸郭(きょうかく)出口症候群と言われる障害もあります。首に一番近い肋骨と鎖骨との間の腕寄りにある胸郭出口が助骨の奇形・変形、筋肉の肥大などで狭くなるもので、脊髄から枝分かれした神経や血管が圧迫されるために起こる疾患です。この症状としては、首の痛みや肩のこりに加え、腕のしびれや痛み...
頸椎の病気と診断されたら
頸椎に問題を生じる病気も様々です。頚椎症、後縦靭帯骨化症、頚椎変形などが主なものでしょう。頚椎症は代表的なものです。全ページで説明をしておりますので、ここでは後縦靭帯骨化症、頚椎変形について簡単にご説明します。【後縦靭帯骨化症】後縦靭帯骨化症(OPLL)は、脊髄のすぐ後ろにある靭帯(後縦靭帯:こうじ...